【第293号】「応援」の存在

こんにちは、広報室長の後藤です。

先日、本校ではオンライン授業期間が明け、再び通常授業が始まりました。しかし、依然として部活動や委員会活動は行えておりません。数週間ぶりに友人や後輩と顔を合わせることができましたが、やはり活動が行えていないことにより活気がなく、不足感を抱えているように感じられました。

また、月初に行われた本郷中学校の入学試験におきまして、今年はオミクロン株流行の影響もあり、例年のように当日に受験生の皆さんをお出迎えし、これから臨む試験を乗り越えるための応援をすることもできませんでした。当日、受験生の皆さんが抱えていた不安や緊張感は計り知れないものであったと思います。少しでも緊張が和らぎ、より良いコンディションで試験に臨むことができるよう最善を尽くすつもりであったのにも関わらず、現地に赴くことすらできなかった事は、本当にやるせない思いでいっぱいです。

未だにコロナが収束する兆しもなく、今こそ応援委員会、また「応援」そのものの存在意義が問いただされているようにも感じます。予定されていた行事がなくなってしまったことは、応援をする必要がなくなったということではありません。その行事のために一生懸命努力してきた人や、その次の段階に向けて日々努力をし続けている人はきっといるはずです。たとえ大声を出して応援することができなくても、応援している気持ちを伝える手段はたくさんあります。どのような状況下でも精一杯、誰かを励ますことが「応援」だと思います。

私たちはこれからも、一生懸命努力をしている方々へ想いを届けることができるように、日々精進してまいります。